こんにちは☀️
暑い日が続いていますね😰
夏休みはいかがお過ごしでしょうか?
楽しい思い出がたくさん作れる夏休みですが、長期休暇のため、休み明けの登校日が近づいてくると、不安を感じるお子さんも少なくありません。
今回は、お子さんが夏休み明けに「学校に行きたくない」と言う時、その理由、そして保護者の皆さんはどう寄り添えば良いのか、についてご紹介したいと思います。
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✏️夏休み明けに登校渋りが起きやすい理由
はじめに、どうして夏休み明けに行きたくない気持ちが起きやすいかを考えてみます。
人間は、変化を避けたり、「自分を守りたい」と思う本能があり、これが働いて登校渋りが起きやすいと言われています。
環境の変化で得られる利益よりも、環境の変化で被るリスクの方を不安に感じるため、変化を好まないというわけです。
✏️学校に行きたくない気持ちが起きる理由
では、学校に行きたくない気持ちが起きる理由を考えてみましょう。
① 生活リズムが乱れている
学校がない生活で、起きる時間、寝る時間の生活リズムが崩れている場合があります。
ゲームやネットを時間に関係なくできる環境である場合も、生活リズムが乱れやすいです。
この場合は、8月の後半くらいから、夏休みが始まる前の起床時間、食事の時間に戻し、学校がある生活に体を慣れさせてあげることが重要となるでしょう。
② 長く休み過ぎて登校が面倒くさい
上記でご紹介したように、「自分を守りたい」本能から、学校へ行くという環境変化に負荷を感じる場合もあります。
この場合は、学校に行く楽しみを一緒に見つけてあげるようにして、登校することへのモチベーションを支えてあげます。
③ 学校の宿題が終わっていない
学校の宿題が終わっていないことで、学校が始まることにストレスを感じている場合もあるでしょう。
この場合は、必要に応じて声をかけながら、まだ終わっていない宿題の全体像を把握し、学校が始まるまでに終わることができるよう計画を立てることをおすすめします。
④ 人間関係に不安がある
1学期は、学年が変わり、初めての人間関係をたくさん経験します。
その際、友達との関わり方に不安や悩みを抱える子どももいます。
対応のところでも述べますが、この場合は、子どもが抱えている気持ちをじっくり聞いてあげることが大切です。
⑤ 理由はよく分からないけど不安
原因を探ろうとしても、何に困っているのかが把握しにくい場合もあります。
言葉にして説明することが難しい子どももいますし、原因が複数ある場合もあります。
ゆっくり話を聞きながら、一緒に解決策を考えていこうとする姿勢で見守ることが、役立つでしょう。
✏️親はどう寄り添えば良いか
では、対応について考えていきます。
まずは、子どもが「学校に行きたくない」と言った時、慌てずに、子どもの気持ちを肯定的に受け止めることが大切です。
登校したくない理由を聞いても、初めは明確な理由が出てこなかったり、あやふやな回答しか返ってこないこともあるかもしれません。
そんな時も、「なんで行きたくないの?」と無理に探るより、まずは話してくれてありがとうという気持ちを持って、「行きたくない」と思う子どもの気持ちを受け止め、一緒に考えようとしてあげることが大切です。
子どもが望んでいるのは「自分の味方になってほしい」ということです。
まずは話を聞き、「あなたの味方である」ことを伝えてあげることで、子どもは自分の悩みに向き合う勇気が湧いてきたり、親への信頼感に支えられ、悩みの核心を話してくれることも考えられます。
理由を聞く際は、「どうして行きたくないか?」よりも、「どんな時に?」「誰といる時?」など、子どもの生活場面に即して聞いてあげると、行きたくないことを責められていると感じにくく、より現実場面をイメージして会話ができるでしょう。
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今回は、子どもが「学校に行きたくない」と言う時の理由や寄り添い方について、考えてきました。
「行きたくない」と言われると驚いてしまいますが、焦らず、今回のコラムを参考にしたり、信頼できる人に相談しながら、お子さんに関わっていただけたらと思います😊