こんにちは。放課後等デイサービスあ~すり~との伊佐です。😊
前回子育てをしていく上で大切にしていることについてお話させて頂きました。
今日は私の中で大切にしている育児の一つ、脅し育児をしないについてお話をさせて下さい🌼
子どもが言うことを聞かないとき、スピーディーに言うことを聞かせることが出来るのが「脅し」の言葉です。
例えば、寝ない子どもに「早く寝ないとオバケがくるよ!」と言ったり、
お片付けしない子どもに「お片付けしないなら鬼さん呼んでくるね~」と言ったりすることです。
幼い子どもには、この脅し育児とはとても即効性のある言葉です。
それはそうですよね。鬼やオバケを怖がらない幼い子どもなんていませんから、びっくりするほど親の指示に従うでしょう。
脅し育児とはある意味魔法の言葉なのです。
しかし、この脅し育児を続けることによって大変なことが起こります。
▶脅しはしつけにならない
子どもは脅しの言葉のみを記憶します。本当にオバケが来たら怖いから、本当に鬼さんが来たら困るから…とりあえずは言うことを聞きます。しかし、「身体や心の休息のために休むこと」、「整理整頓の力を身につけること」などの考えまでには及びません。
▶効果が長続きせず、親の脅しがエスカレートする
「早く寝ないとオバケがくるよ!」「片付けないなら鬼さん呼んでくるね~」と言っても、一度も現れませんよね。
そうすると子どもは親の脅しに慣れていき、効果が薄れていきます。
こうやって子どもが脅しに慣れていくと、親は言うことを聞かせようと、更に強い刺激の脅しを与えることが増えることでしょう。
その他にも、自己肯定感が損なわれたり、自己主張が出来なくなったり、親の真似をして子どもが脅す側になるということも考えられます。
脅し言葉に頼らない為に、子どもの欲求を一先ず受け止める、何故そうしなければならないか理由を伝えるということが重要なポイントです。
寝ない子どもには、「まだ寝たくないよね。でも明日は今日よりも元気に沢山遊びたいし、今日はそろそろ寝ようね。/明日の朝起きたらどんな遊びをしようか。」など明日に期待を持てる声掛けに繋げるのも良いかなと思います。
片付けしない子には、「まだお片付けしたくないんだね。でもオモチャを床に置いたままにすると、踏まれてしまって大切なオモチャが潰れてしまうかもしれないから片付けないとね。じゃあ今からママ(パパ)とお片付け勝負しようか🚩」など、ほんの一例ですがこのように諭す方法もあります。
その他にも、子どもに譲歩しながら選択肢を与えることも大切です。
時計が理解出来る子には「時計の長い針が何の数字になったら寝る?/片付けする?」などと選択肢を与えて本人に決めさせれば、自分で決めた約束として子どもも言い聞かせに応じやすくなるでしょう。
時計がまだ理解できておらず、時間感覚の行動に慣れていない子には「あと○回ね。」と回数で約束するのがオススメです。
事前に終了予定の時間を知らせることも見通しを持てるので有効です!
どうしても時間に余裕がない時などは、即効性の効く脅し言葉を使ってしまいがちになりますが…脅し育児を続けることの弊害が生じることは理解しておかないといけないと思います。
自分の身になると難しいことも多いですが、子どもの多少の甘えやワガママにも付き合うつもりで根気強く、未来を見据えながら接することが重要ですね。