皆さん、こんにちは😊
人間関係の悩みは誰しも経験するものですよね。
その悩みの多くは、実はコミュニケーションの取り方が関係しています。
「子どもが泣いてばかりで、何が嫌なのか上手く聞き出せない。」
「ひどいことを言われてショックだったけれど、どう伝えればいいか分からない。」
そんな風に、自分の想いを言葉にできずモヤモヤすることはありませんか?
今回は、親子関係でも、子ども同士、大人同士でも使える、自分の気持ちを相手に上手に届けるためのコツをご紹介します。
I メッセージで伝える
まず一つ目のコツは、伝える時に「私」という主語をつけて話すことです。
例えば、嫌なことをされた時、つい「やめて!!」「何でそんなことするの!」と、相手を主語にして言ってしまうことが多いのではないでしょうか。
もちろん、危険な場面では即座に止めることが優先ですが、落ち着いて話せる状況であれば、次の様に伝えてみましょう。
(例1)並んでいた列に割り込まれた時
→×「割り込まないでもらえますか?」
→○「私はこの列に並んでいたので、後ろに並んでいただけると助かります。」
(例2)寝ぐせを笑われて、写真を撮られた時
→×「やめろよ!」(と怒って手を出してしまう)
→○「僕は笑われたり写真を撮られたりするのは嫌だから、やめてほしいね。写真も消してほしいんだ。」
主語を「私(僕)」にすることで、相手を責めるニュアンスが弱まり、自分の「今の状態」をまっすぐ伝えられるようになります。
「み・かん・てい・いな」を意識する
二つ目のコツは、「み」「かん」「てい」「いな」という4つのステップを意識することです。
これは認知行動療法でも使われる、自分も相手も大切にするコミュニケーションの手法です。
「み」「かん」「てい」「いな」の内容をご説明します。
「み」見たこと(事実)…相手を責めず、目に見える事実だけを伝える
「かん」感じたこと(気持ち)…Iメッセージで自分の気持ちを伝える
「てい」提案…「こうしてほしい」という具体的な希望を出す
「いな」否定された時の代案…提案を断られた時の「別の案」を考えておく
(例1)子どもが遊び終わったおもちゃを出しっぱなしで困っている場面
「み」(見たこと:事実)「おもちゃが床に出しっぱなしだね。」
「かん」(感じたこと:気持ち)「踏んだら危ないし、片付かないとママ悲しいな。」
「てい」(提案)「今、箱に入れられる?」
「いな」(否定された時の別の案)「(もし『今アニメ見てるから無理』と断られたら)無理なら、アニメが終わってからやるって約束できる?」
(例2)いつも使いたいおもちゃを独占されて困っている場面
「み」(見たこと:事実) 「〇〇ちゃん、さっきから長い時間そのおもちゃで遊んでいるよね。」
「かん」(感じたこと:気持ち) 「私もそのおもちゃが好きだから、ずっと待っていて少し悲しい気持ちなんだ。」
「てい」(提案) 「あと5分経ったら交代するか、一緒に使わせてもらってもいい?」
「いな」(否定された時の別の案) 「(もし『まだダメ』と断られたら) じゃあ、使い終わったら教えてくれる? それまではあっちで遊んで待ってるね。」
「折り合い」をつけること
自分の提案が100%通るとは限りません。
しかし「断られたらもうおしまい」と諦めるのではなく、「それならこうしよう」と次の折り合いをつける(=「否」を出す)練習を重ねることで、イライラを抑え、上手に自己表現ができるようになっていきます。
お子さんと一緒に練習してみるのもおすすめです。
ぜひ、日常生活で取り入れてみてくださいね😊
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今回は「気持ちを上手に伝えるためのコツ」をお話しました。
もし「伝える時に感情が高ぶって、落ち着いて話せない…」という方がいれば、次回のコラムで「気持ちを落ち着ける方法」についてお伝えする予定ですので、参考にしてくださいね。
皆さんの参考になれば幸いです
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参考文献
平木典子 2007 「図解自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ」 PHP研究所

