皆さん、こんにちは😊
1日の終わり、お子さんに「今日はどうだった?」と尋ねると「別に」「普通」と返されたり、保護者の方自身が「今日はこれができなかったな…」と落ち込んだりすることはありませんか?
今回は、このような場合におすすめの習慣として、ポジティブ心理学の「Three Good Things(3つの良いこと)」をご紹介します。
これは科学的に幸福感の向上が証明された、非常に効果的な方法です。
私たちの脳には、生存のために危険や失敗を優先的に見つける「ネガティブ・バイアス」という機能があります。
そのため、意識を向けないままだと、脳は自然と「できていないこと」ばかりを探してしまうのです。
そこで、寝る前にあえて「良いこと」に注目する時間を持ち、脳の癖を書き換えていく試みです。
科学が証明した効果
ポジティブ心理学の創始者の一人、マーティン・セリグマン博士が提唱したこのワークは、寝る前の数分間で「今日あった良いこと」を3つ書き出す(または話し合う)というシンプルなものです。
しかし、このワークを1週間継続すると、その後6ヶ月間にわたって幸福度が向上し続け、抑うつ症状が減少したということが、研究で明らかになっています。
なぜ「寝る前」が効果的なのか?
私たちの脳は、睡眠中にその日の記憶を整理し、定着させます。
寝る直前に「できたこと」や「心温まる出来事」を思い出すことで、脳は「今日は良い1日だった」という肯定的な自己概念(セルフイメージ)を維持したまま、記憶の整理を始めることができます。
また、これを習慣化すると、夜のこのワークのために、日中の生活の中から無意識にポジティブな情報を探すようになります。
これが、専門用語でいう「ベネフィット・ファインディング(有益性発見:出来事の中に肯定的な意味を見出す力)」の育成につながります。
親子で取り組む3つのコツ
立派な出来事でなくて構いません。
むしろ、些細なことを見つけるのが上達の秘訣です。
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「小さな幸せ」を具体的に言語化する
「給食が美味しかった」「友達と目が合って笑った」など、数秒で終わるような些細なことで十分です。 -
感情にフォーカスする
「その時、どんな気持ちになった?」と一言添えてみてください。
自分の感情を客観的に捉える「メタ認知」の力が育まれます。 -
大人が「モデル」になる
「お母さんは今日、コーヒーが温かいうちに飲めて幸せだったよ」と、ハードルを下げて見本を見せてあげてください。
お子さんも「そんなことでいいんだ!」と安心して話せるようになります。
「ないもの」ではなく「あるもの」に目を向ける
反省も時には大切ですが、それ以上に私たちが大切にしたいのは、心のしなやかさである「レジリエンス(回復力)」です。
1日の終わりに、欠けた部分を数えるのを一度お休みして、すでにある「3つの良いこと」を一緒に見てみましょう😊
その積み重ねが、お子さんと保護者の方の心を支える、揺るぎない土台となっていくはずです。
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参考文献
良いことを毎日3つ書くと幸せになれるか? RIETI 独立行政法人経済産業研究所 https://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/13110008.html (参照 2026.5.14)

