皆さんこんにちは😊
放課後等デイサービスあ~すり~と公認心理師の上野山です😊

落ち込むことがあったり、上手くいかないことが続いたりすると、気分が落ち込みますよね😥
皆さんはそういう時、どのようにしてその状態から脱していますか?

例えば、自分の好きなテレビ番組を見たり、きれいな景色を見に行ったり、友達と話したり、好きなカフェに行ったり。
意識せずとも、私たちは知らず知らずのうちに落ち込んだ気分を回復させるために、行動を起こしています。

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今回はこの「気分」と「行動」の関係に注目してみたいと思います。
どういう「行動」をしたときに、どんな「気分」になるのか。
「気分」と「行動」の関係を調べるためには、「活動記録表」というものが参考になります。

「活動記録表」とは、時間ごとに、自分が行った「行動」とその時に感じていた「気分」を書いていくものです。
気分は0~100「強さの程度」も書き込みます。

具体的に見てみましょう😊☝️
例えば、学校で友達とケンカをしてしまったときに、「不安」な気分が70になったとします。
しかし、その後、「先生に話を聞いてもらう」という行動によって不安が20に、そして「給食を食べて友達と話す」という行動をしたことによって、「不安」な気分が10に下がり「喜び」の気分が10になった、という具合です。

感情 喜び 怒り・
イライラ
不安 悲しい 嫌悪感 驚き
10:00~11:00 友達とケンカ 70 授業 授業 授業 10 授業 習い事70 電車 30
11:00~12:00 先生に聞いてもらう 20 授業 10 テスト 50、30 体育 30 発表 50 友達と遊ぶ70 海遊館80
12:00~13:00 給食で友達と会話 1010 給食で友達と会話 40 給食で友達と会話 1030 給食で友達と会話 40 振り返り 30、20 家族で昼食80  家族で昼食  60

こうした記録をつけることによって、自分の気分が回復する行動や、元気になる行動の傾向がみえてくるので、次回から同じような気分になった際に、「こういう行動をしよう」と意識的に行動を起こすことができます

一日の生活の中で、どういう時にどんな気分になるのか?どういう行動をすると回復するのか…など、自分の状態を振り返る良い資料になります

もうすぐ冬休みに入りますね♪
時間のある時に、お子さんと一緒に「気分」と「行動」の関係を見直してみてもらえると、元気につながる行動の発見があるかもしれません。
ぜひ、試してみてください😊
今回のこころコラムは以上になります。
また次回もお楽しみに✨