皆さん、こんにちは^^
新緑の季節となりました。いかがお過ごしですか??

さて、今回のこころコラムは「マインドフルネス」の理論編ということで、その内容と効果についてご紹介したいと思います^^

マインドフルネスとは
最近よく耳にするようになったマインドフルネスですが、その語源をご存じですか?
実はもともと「サティ」という仏教用語で、それを英訳したものがマインドフルネスになります。
日本語では「念」という漢字に該当しますが、現在では「気づきを向ける」という意味で使われることが多いです。
仏教の文脈を離れ、認知行動療法の中で使われる主な技法として、広く知られるようになってきています。

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マインドフルネスの定義は、
”自らの体験(自分自身をとりまく環境や自分自身の反応)に、リアルタイムで気づきを向け、受け止め、味わい、手放すこと” とされています。

ここでポイントになるのは、自らの体験について気づいたことに対して、「評価」や「否定」を一切しないということです。
その体験がポジティブなものであろうと、ネガティブなものであろうと、その体験を「あるがまま」に受け止め、受け入れます
そして、自分の体験は一切コントロールしようともしません。
「ポジティブな体験は長引かせたい」「ネガティブな体験は終わらせたい」と思ってしまいがちですが、マインドフルネスにおいては、体験を長引かせたり、終わらせようとしたり、強めようとしたり、弱めようとしたり、ということを一切しません。
ただそのまま受け止め、受け入れます。
もちろん、「ポジティブな体験は長引かせたい」「ネガティブな体験は終わらせたい」という思いに気づいたら、その思い自体も否定せず(「コントロールしようとしちゃいけない!」などど思わず)、「ふーん、そう思っちゃったんだねー」と、そのまま受け止めるということです。

つまり、自分のすべての体験に対して、一切のコントロールを手放し、興味と関心をもって、「ふーん、そうなんだ」と受け止め、味わい、どんな体験もそのうち消えていくので、消えるにまかせてさよならをする、というのがマインドフルネスです。

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マインドフルネスの効果
マインドフルネスには、メンタルケアの効果があると言われています。
マインドフルネスを行う前後で、脳の活動がどんなふうに変化したかを調べた研究によると、不安を生み出す扁桃体(へんとうたい)と呼ばれる部位の過剰な活動が、マインドフルネスを行った後ではおさまっていた、ということが分かっています。
つまり、マインドフルネスは脳の機能を改善するということが明らかになっているのです。

また、マインドフルネスを続けることによって、物事を考え続けてしまう”Doing mode”(ドゥーイング・モード)から、今ここに目をむける”Being mode”(ビーイング・モード)へとモードが切り替わると言われています。
そのことにより、自分のあらゆる感覚に気づく力がついていき、悩んだり、ひとつの考えにとらわれることが減っていきます。

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いかがでしたか?
今回はマインドフルネスの理論編ということで、その内容と効果についてご紹介しました!
マインドフルネスによって、自分のあらゆるものに気づく力がついていくと、思考や感情に振り回されなくなり、適切な判断、行動ができるようになっていきます。
マインドフルネスを日常の中にどう取り入れるのか?については、次回の実践編でご紹介できたらと思います^^
では次回もお楽しみに☆彡

参考文献
有光興記 2017 「図解 マインドフルネス瞑想がよくわかる本」 講談社

伊藤絵美 2016 「ケアする人も楽しくなる マインドフルネス&スキーマ療法 BOOK1」 医学書院
NHK健康チャンネル 「不安をやわらげる効果に期待!マインドフルネスとは」 https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1277.html (参照 2022.5.19)