皆さん、こんにちは☺️

今回は、お子さんに多く見られる「チック障害」についてご紹介したいと思います。
チックとは、自分の意志とは関係なく、素早い体の動きや発声が繰り返される状態を指します。
具体的には「顔をしかめる」「肩をすぼめる」「咳払いをする」といった動作が代表的です。
症状は4~6歳頃に始まり、10~12歳頃に症状が最も強くなる傾向があります。
子どもの10〜20%が一時的にチック障害に当てはまるものの、その多くは1年以内に自然に治まります。
一方、症状が1年以上続き、日常生活に支障をきたすほど重症化している場合は「トゥレット症候群(トゥレット障害)」と呼ばれ、専門医による治療が必要になることもあります。
大人の発症は非常に稀ですが、大人の方でチックが現れる場合は、幼少期に診断されていなかったものが継続していたり、再発の可能性、あるいは他の疾患や薬の副作用が原因である可能性も考えられます。

症状
チックの症状には、『運動チック』『音声チック』の2種類があります。
『運動チック』としては「目をパチパチさせる」ことが最もよく見られる症状です。
「鼻をヒクヒクさせる」、「顔をクシャッとさせる」、などの顔面のチック、また「首を振る」、「肩をすくめる」など身体のどこでもチックが起こります。
『音声チック』に多いのは「咳払い」であり、風邪を引いているなどの原因がなくても行うことが特徴です。
それ以外の音声チックには、「鼻を鳴らす」、「奇声をあげる」などがあります。

チックは、回数が増えたり減ったりと波があったり、現れる場所が次々に変わったりすることも少なくありません。
チックの症状が気になる場合は、まずどんな時に、どのような症状が出るか」を観察してみましょう。

原因と対応
チック障害の原因は、脳内の神経ネットワークのバランスの乱れのほか、遺伝的要因、環境、本人の繊細な性格などが複雑に絡み合っていると考えられています。
ご家族の見守り方で大切なポイントを見ていきましょう。
チックを見ると、つい「やめなさい」と声をかけてしまいがちですが、叱ったり注意したりすると不安や緊張が高まり、かえって悪化させてしまうことがあります。
「本人の特徴のひとつ」として受け入れて、自然体で接し、これまで通り接してあげてください。
生活環境の変化など、お子さんの負担(ストレス)になっていそうなものがないか、じっくり探ってみることも改善のヒントになります。
それでもチックが持続して日常生活に支障を来す場合、あるいは、チック症状に加えて心理面や行動上の問題が気になる場合には、児童精神科を受診することも考えましょう。
お薬を用いた治療で症状が和らぐことも多いため、一人で抱え込まず医師に相談してみることも大切です。

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今回は「チック障害」についてお話しました。
これまでになかった症状が突然現れると、慌ててしまうかもしれません。
しかし、焦らずお子さんの症状とじっくり向き合い、少しずつ手助けをしていきましょう☺️
今回のコラムが皆さんの参考になれば幸いです😌

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参考文献
「教職員のための子どもの健康観察の方法と問題への対応」https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/__icsFiles/afieldfile/2009/04/27/1260335_4.pdf (参照 2026.1.17)